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コラム詳細2

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メガネレンチの話

メガネレンチ

はい今回はメガネレンチです。前回、「スパナは裏返して使える」話をしました。

メガネレンチは基本的には、裏返して使うという機能は重視されていません。種類によっては裏返しても使えるのですが、あまり意味が無いのです。

その前にレンチの意味を一言。Wrenchは急に烈しくねじる。引きまわす。そこから転じてネジを廻す工具の総称になりました。パイプレンチ、モーターレンチ、モンキーレンチ、オープンエンドスパナレンチが正確かも知れませんね。
メガネも「リングエンドスパナレンチ」と言うことでしょうか。
さて裏返して使う目的は15°の角度を活用して作業を早くすることでした。

メガネレンチには、内側にギザギザがありますね。一寸廻せば次のギザギザに引っ掛りすぐに廻せますね。ギザギザは12あります。360°÷12で30°廻せば使えるのです。裏返さなくても一寸持ち上げて30°廻せばいいのです。
だから裏返す意味があまり無いのです。
ボールト頭を痛めないレンチでたいへん便利な工具です。種類も多いのです。

片口メガネ、両口メガネ(S型メガネ)から15°、45°、60°の段付メガネ、短型メガネ、打撃メガネ等です。
ラチェットレンチもメガネレンチの変形でしょうか。ラチェット機能が付いたリングレンチですよね。ついでにラチェットレンチの話をしちゃいますと、単サイズで切替なし、裏表の2サイズで切替式に大別できます。それぞれに四角・六角・十二角のタイプがあります。
あ・・すみません四角の2サイズは無かったですね。
また片目・片口スパナという単サイズのいいとこ取りのレンチもあります。ソケットレンチなどもこのレンチの変形かも知れません。

ちょっと言い過ぎかもね。次は「パイレン」の話でもしましょうか。では。 

パイプレンチの話

パイプレンチ

今回はパイプを廻す工具です。そうパイプレンチ。俗にいう「パイレン」です。
パイプを廻す工具と言いましたが、正確にはパイプ万力に固定したパイプに 管継手を取り付ける為に管継手を廻す工具ですね。

パイプ万力の代わりに「パイレン2丁掛け」なんて、屁理屈は言わないでください。危ないですよ。パイプレンチは本体部分のレンチに上刃の部分がリングナットで組み合わされています。その為に本体部分にプレスして鉄板を曲げた金具が使われています。俗に言う「U型パイレン」です。その対極には本体と金具の部分を一体として鍛造で仕上げてある「リジット型パイレン」があります。
世界的な普及度では、リジット型がはるかに多いのですが、日本ではM社が開発したU型が圧倒的な人気を誇ります。国産のメーカーも皆、U型を製造しています。全世界に販売しているアメリカ製のリジット社も苦戦しています。

何故、日本ではU型なのか。秘密はバネです。金具に組み込まれたスプリングが作業の時に手に馴染むのです。繊細な日本人にはその感覚が微妙なのです。
只 廻せればいいとは言いませんが、リジット型には無いのです。刃の焼入れ等はたいへん優れているのですがね。
パイプレンチの歴史で画期的な変革がありました。アルミニュームの使用です。
重かったパイレンが軽くなりました。鍛造アルミ・鋳造アルミ製のパイレンが20年位前から普及しています。材質の変化と共に形もタテ型パイレン、コーナーレンチ、被覆管用グリーンパイレンと広がりました。

パイプを廻すレンチの仲間には、チェーンレンチ、ベルトレンチ、ボーリングレンチ、チェーントング等があります。
いづれにしても、相手を多少傷付けても刃で掴んで、協力に廻すレンチです。
従っていづれのレンチも、逆方向には廻せない工具です。
「JIS B 4606」を確認して、選びましょう。U型・リジット型のみです。たはJIS規格がありません。では。

ノギスの話

ノギス

「工具」にも種類があって、今までに取り上げたのは全て作業をする時の手回り工具即ち「作業工具」でした。

この他にも「切削工具・電動工具・空圧工具・油圧工具・工作用機器」等があり今回は「測定工具」からノギスを選びました。

さてノギスにも種類がありますが、一般的なM形(モーゼル形)ノギスの他に並形ノギス・長口ノギス・丸穴ピッチノギス・インサイドノギス・短脚ノギス・バーニヤキャリパー(CM形)ノギス・ダイヤル付ノギス・デジタルノギス・歯厚ノギス・類似品にはデップスゲージ・ハイトゲージ等があります。

M形が一般的な形ですので、M形の説明をしましょう。

基本的には、外寸法・内寸法・深さ寸法の3種類が測定出来ますが、M社製は外寸と内寸キャリパーの間のつなぎ部分で段差測定が出来ます。だからM社製は4種類の測定が可になります。ノギスは0.05mmまでの最小値が読み取れますが何故でしょう。

説明し難いのですが、こう言うことです。

ノギスには主尺の他に副尺として19mmを20等分した目盛がついています。
主尺と副尺を並べると主尺の1mmに対して副尺は1目盛が0.05mm足りません。従って主尺の目盛と副尺の目盛の一致した所は主尺の最小目盛の寸法に副尺の一致した位置の寸法をプラスすると最小測定値が0.05mmの読み取り寸法になります。一寸解りにくいですが、測ってみれば解ります。

要は1mmの20分の1で、0.05mmまでの読み取りが可能と言うことです。そしてこの原理から20分の1を20分の1の0.02mmにまで精度を上げた「微動送り付ノギス」も有ります。でも細かくって読みにくいよね。
そこで0.02mmを読みやすくしたのが、マイクロメーターです。
次回はマイクロメーターの話にしましょうか。では。

マイクロメーターの話

マイクロメーター

前回の話で0.02mmを読みやすくしたのが、マイクロメーターだと話しました。今回はマイクロメーターの話をします。

前回ノギスが主尺・副尺の差から20分の1で0.05mmまでと話しました。
ではマイクロメーターは、何から最小読取を決めているのでしょうか。

皆さんネジを知っていますね。ネジにはピッチがあって(サッカーじゃないよ)
1回転でナットが進む距離をピッチと言うんですよね。並目で言うと6mmのネジピッチが1mmです。つまり6ミリのネジのナットが1回転すると1ミリメートル進んで(移動して)いる事になります。

ナットの外側に目盛を50等分にしておけば0.02mmまでのゲージになりますね。実際の、マイクロメーターは100分の1で0.01mmまでの測定が出来ます。この原理から1000分の1で0.001mmまでのミクロンマイクロメーターもあります。
他には主に外測用のマイクロメーター類と内測用のマイクロメーターに分かれますが、ダイヤル式・替ロッド式・歯厚・管厚・ポイント・ネジ・三つ溝・五つ溝・ブレード・棒・デップス・キャリパー形・3点式内測等の種類があります。これらを組み合わせた機種もあり用途向けに特殊形になっています。

ノギスを含めてM社が有名ですが、他にもK社N社などの製品も優秀ですよ。

ではまた。